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300: 名無しさん@おーぷん 2016/06/10(金)11:14:47 ID:tSk
友人(♂)の話。

友人は当時28会社員。付き合って半年くらいで結婚を意識した女(26)の実家に挨拶に行った。
彼女のご実家は熱心な学会員だったそうだが入会をゴリ押してくるわけでもなかったので気にしなかったそうな。
そして両家顔合わせも済み、結婚式の準備を進めつつ同棲開始。
婚約者はラーメン屋だかなんだかのバイト週4程度だったんだがとにかく帰りが遅い。
仕事が終わるのが23:00頃らしいんだけど帰るのは日付変わって何時間も経ってから。朝帰りもしょっちゅう。しかも男が車で送って。
友人は婚約者に改善を求めても「友達だから」「仕事のあとに飲むのも仕事のうちだから」と聞かなかった。
そんな状態なので婚約者は家事も一切しなかった。
家にいる時は寝る、テレビを見る、ケータイをいじる、など。
友人は周りが止めても「結婚すれば変わる、今は独身最後の日々を謳歌してるんだ」と自分に言い聞かせているようだった。



婚約者の奔放さはエスカレートしていき、何日も連絡がなく、帰ってきたと思えば男友達らとスノボ旅行に行ってただの、温泉旅行に行ってただの。
この頃の友人はめっきり痩せこけて目も虚ろだった。
もう会社の人にも結婚式の招待状も出してるしあとには引けない、結婚すればきっと変わる...と小さな声で言ってたな。
そして式を翌日に控えたある日。
地震が起きた。東日本大震災。
関東圏に住んでおり式場も関東圏。
翌日の式は延期させてほしい、と式場から連絡がきた。
とりあえず延期、と返事をし招待客や会社その旨報告。
すると皆が口を揃えて「何かの縁だ、結婚はやめろ、今のお前は見ていられない」と言った(もちろん私も言った)
友人はそこでようやく目が覚めたそうだ。

式は延期なら追加料金は発生しないがキャンセルとなるとキャンセル料がかかる。
友人親は「お互い未熟だったということで折半しましょう」と言ったらしいが、それを婚約者側は「○○(友人)の都合でやめるならキャンセル料はそっちで払え、破談にするなら慰謝料も払え」とフガフガ言ってたらしい。

そこからは裁判になるだ、和解になるだと話が二転三転したが結局婚約者側にも支払わせたらしい。
詳しい金額や配分は聞かなかった。

今回、その友人が結婚した。
もちろんお相手は別の人。友人の状上記経緯も知ったうえで結婚してくれる素敵な人だった。
式も無事済んだので友人の幸せを願い記念カキコ。

引用元: ・【チラシより】カレンダーの裏 15□【大きめ】




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