438: 名無しさん@おーぷん 2016/12/01(木)20:53:07 ID:Oly
わたしの父は酒に酔うと「私と行った富士山の話」をしだす。
大昔家族で富士山観光をした時の話である。
まだ世界遺産になる前だったので今ほど綺麗でも道も舗装されていなかった。
三合まで余裕であったが六合あたりで母と妹が脱落した。五合あたりで父も根を上げ始めて「帰ろう」と言い始めた。
私は父を無視して登り始めた。この時点で父がついて来ようと来まいと関係なかった。
しかしついに父が9合で尻をついてしまった。そして「もう帰るぞ!」「俺はもう動けない!」とキレ始めたのだ。


山頂までもう目の前なのに?
とっさに私は「お父さんはそこで待って、私助け呼んでくる」といいながら山頂に向かった。
ついた先で私は写メしまくりなのであった。
自撮り以外にも風景のみとか色々撮った。
そして30分後父のいた場所に人だかりがあったので急いで見にいくと父が1人の男ととっくみあいをしていた。
世話焼きのおじさんが父がずっと同じ所にいることを不審に思い周りに知らせてくれたのだ。
さらには暖かいモノを食べさせたり暖かい場所に連れて行こうとしたら父が切れたようだった。

「俺が急にここ離れたら娘が心配するだろがー!」と命の恩人にキレて最後の最後まで私の心配をしてくれていたが我が親ながらとんだ馬鹿親である。

父の中では美化してるけど私は友達に「富士山山頂まで絶対登るから!」と言った手前引けず、証拠写真を納める必要があったため写真を撮る事で頭がいっぱいで父の事などどうでもよかったのだ。
知らせてくる!と言うのもその場のでまかせである。

しかし父の中では「実は肝の据わった根性のある自慢の娘」という設定になっている。
アレが原因で足の小指凍傷して切ったのに。

引用元: ・何を書いても構いませんので@生活板 36




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2016年12月02日 11:49 ID:okusamakijyo