109: 名無しさん@おーぷん 2017/05/29(月)17:12:12 ID:cVx
母の修羅場

洗濯物を干そうとしたら視線の先に大きな炎が見えたらしい。

燃えてるすぐそばの家の屋根の上近くまで火が高くなっていて、火元から自宅まで10メートルくらいしか離れてない。
あわてて消防に電話したときが第一の修羅場で、幸いにしてすぐ消し止められたので延焼もなく小火程度で済んだ。




サイレン鳴らして消防車が来た時点で近所の人たちが集まってきていて、そんな中、第一発見者かつ通報者の母は、消防の人たちから事情聴取をされた。
近所で放火が何件か起こっていて、今回の火元も家じゃなくてその脇にあった物置だったから、放火だとその場で断定されたことが第二の修羅場。
近所の人も色々聞かれてたけど、やっぱり一番の情報源は母だったみたい。


火事を見つけたとき何か見なかったか?時系列で順番に話してくれって言うのを、聞かれるまま何度も話したらしい。
捜査でもあるので、同じことを何度も何度も聞かれるんだって。間違えると、さっきと違う、って突っ込まれる。
そうやって整合性を取っていくらしいけど、終わったあと、興奮したのが落ち着いてくると思わぬことを思い出したりするんです。順番間違えて記憶してることもよくあるんですよ、すみませんねと謝られて納得はしたみたい。

近所の人に向かって「まるっきり犯罪者の尋問みたいだったんだけど、そうなんですって」と話したら、今まで興味津々だった近所の人たちの顔が引きつってる。
母の後ろを見てる?と振り返ってみると、家の裏にすむAさん夫婦が立っていた。

実はAさん一家の旦那さん、ホワイトカラー系犯罪で捕まって執行猶予になったばっかり。TVでも新聞でも写真つきで報道されたんで、町中知ってる状態だった。
平日の昼間だったけど失職したので暇だったし、男手は貴重だろうということで手伝いに来てくれてた。
まさに、くりかえしくりかえし尋問されたばっかりの人だった訳だから母も青くなったけど、ごめんなさいというのも違うから黙ってた。
Aさんの奥さんにものすごい目つきでにらまれたのが第三の修羅場。


警察官が何回もAさん家に話を聞きに行ったようだった。犯罪のストレスって奴でやったんじゃない?って疑われたらしい。
その後、放火犯は捕まらなかったけど、犯行自体は止まった。

その家は今でも引っ越さないで家の裏に住んでるのがビミョーに怖いと母は言っている。

引用元: ・今までにあった最大の修羅場を語るスレ9




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2017年06月02日 15:49 ID:okusamakijyo