191: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)19:58:48 ID:7uw
いじめに関して、俺も色々思い出があるので投下

ちょっと長いが許して欲しい

俺の通っていた小学校は、俺の代から極端に人数が少なくなり、リアルのんのんびより状態、つまり俺に同級生はいなかった
小学校の卒業後はバスで40分程の中学に通うことになった
そこでは、別の小学校の連中約30人+俺1人
完全アウェイ状態だった




そしてそこで初めていじめというものを目にした

192: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)20:02:08 ID:7uw
標的になっていたのは同じクラス(といっても1クラスしか無いが)の女子3人
入学式の写真を見返してみると、中学生男子の格好の的になりそうな容姿だなというのがまぁ正直な感想だ(天パ、大きなイボなど)
偶然とは恐ろしいもので、その三人全員が当時話題になっていたリアル鬼ごっこという映画で標的になる名字だった
更にその3人全員が片親であったなど、いじめを過激にしそうな要素が溢れていたように思える
今思えば明らかにいじめだろ!と思うようなことが起きていたが、小学校でずっと1人だったこともあってか、当時はそれらをいじめだと認識することができなかった(責任から逃れるようで苦しい言い訳だが)

ちなみに担任はと言うと、いじめなんて喧嘩といっしょ!雨降って地固まる!必ず仲直りできる!なんて素で言うような、熱血を注ぐ方向を間違えたような人だった
見てみぬふりと言うより、明らかに一方的だったのに喧嘩両成敗!という感じ

193: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)20:04:29 ID:7uw
そして入学してしばらくしたあとのことである

俺は初めてできた同級生の友達の家に遊びに行く途中、下校する例の三人の後ろにつく形になった
その時の三人はいつも黙っている学校での様子とは違い、後ろにいる俺にも気づかない程とても楽しそうに話していた

会話の内容は「ゾンビローン」というアニメについてだった
しかも当時の2ちゃんねる語というかオタク語というかをふんだんに使った会話だった

図らずも3人との共通部分を見出した俺はうれしくなり、会話に混ざっていった
それからは非常に短かったが、4人で最近のアニメのことなどを2ちゃんねる語を交えながら隠れて話す日々が続いた
いじめられているなどの暗い話は一切出なかった

しかし、3人はぱったり学校に来なくなってしまった(確か中1のGW明けから)

194: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)20:08:13 ID:7uw
これは後から知った話だが、ある日の放課後、三人に対してついに直接的な集団での暴力が振るわれたらしかった
当時の俺はそんな壮絶なことが起こっていたことも知らず、寂しいなとだけ感じていた

そして5月の半ば、体育祭が迫ってきたある日、体育祭で着用するTシャツが届いた

すると、誰かが、先生に内緒で、3人の分のTシャツに匿名でメッセージを寄せ書きして持っていこうと言い出した
賛成意見が続出し、みんなで書くことになった

俺は勝手だったかもしれないが、その3人と仲良しだった自信があった

しかし、頭が足りなかった

いつも4人で話すときのノリで”○○氏!寂しいでござる!早く戻ってくるでござる!ぬるぽ”のようなことを書いたのが悪夢の始まりだった

寄せ書きされた3人のTシャツは、ジャンケンで勝った奴が持っていくことになった

今思えば、罰ゲームのようなノリだったのだろう

しかも勝った奴が持っていくという皮肉たっぷりの

そして、次の日の体育祭の練習の直前、突然学級会が開かれた

195: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)20:09:53 ID:7uw
学級会の内容は三人に送るTシャツになんだか変なことを書いた輩がいるというものだった
Tシャツを持っていくのは生徒だけで決めたことだったのだが、謎の文章が書かれていると面白がったTシャツを持って行く係が、担任に見せたとの話だった

担任が淡々とその文章を読み上げる

間違いなく俺が書いたものだった

次の瞬間、担任が俺の名前を絶叫しながら出席帳を床に叩きつけた

俺の字にはあまりにも癖があったのでそれで判断したと言った

どうしてこんなことを書いた?さいごの”ぬるぽ”の意味はなんだ?と大声で問い詰められた
三人とだけ通じる言葉だなんて説明をしたところで無駄だということは分かりきっていたし、いわゆるオタクだなんてことを知られたら大変なことになると思った
当時は、オタク=大人にバレたら勘当、みたいな式が俺の中で成り立っていたのだ
だから、すみませんとだけ繰り返した

担任はクラス全員が見ている前で俺のズボンを脱がせて、ケツにガキ使のタイキックのような蹴りを7回かましてしてくれた
何回蹴られた、なんてどうでもいいことは覚えているもんだ

それからの学校生活は地獄だったと思う
三人に分散していたいじめは俺一人に集中することになったうえ、担任が燃料をドンドン投下してくれた
"思う"と言ったのは、正直その辺りからの記憶がぼんやりとしかないからだ

196: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)20:11:29 ID:7uw
しかし、学校は一日も休まなかった
いじめられているという実感が薄かったのだろうか?

おそらく、親は俺が何らかの問題を学校で抱えていることに気づいてはいたのだろうが、毎日元気に学校に行くので特には干渉してこなかった
(というより、中2に入るあたりでDVだのなんだので家庭が荒れに荒れて、離婚となったのでそれどころではなかったのだろう)

そして少しずつ、とにかくこの集落から離れなければならないという意識が俺を支配していった
ちなみにその担任とは二年まで一緒だったので良い内申点をもらうことは諦めていたが、とにかく県外の全寮制の学校に行くんだという一心で勉強を重ねた

幸運なことに受験はうまくいき、晴れて親元を離れ県外に行くこととなった

197: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)20:12:31 ID:7uw
そしてこの間久しぶりに地元に帰り100均に寄ったところ、三人の内の一人がレジを打っていた
俺は会計に行くまで気が付かなかったのだが、相手の方から話しかけてくれた
「もうすぐ上がるからどこかで話そう」と言われたので、待ち合わせて焼肉に行った

そこで、当時知る由もなかった彼女たちの家庭状況や、どういういじめがあったのか、そして俺の両親が離婚するのとほぼ同じ時期に、密かに転校していたことを教えてくれた

小学校の頃からいじめの形のようなものがあったとも言っていた

しかし中学で、そういったいじめの先入観を持っていない俺が普通に話しかけてきてくれたことが支えとなって、現状を知らない人たちとならやり直せると発起した、どこに行ってもいじめられると思い込んで引きこもっていた生活から脱却して転校の決意を固めることができた、と言ってくれた

中学の時は何をされても泣かなかったのだが、この時は涙が止まらなかった

198: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)20:14:05 ID:7uw
残念ながら、そんな彼女と彼女な関係に…とはなっていないが、それでも俺の中で身勝手にくすぶっていたものが静まった気がしたので、ふと文にまとめたくなった
思い出すと中学の頃は毎日修羅場だったな〜いうお話

長々と連投ごめんなさいm(_ _)m

引用元: ・今までにあった修羅場を語れ【その24】




1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2017年10月15日 09:49 ID:okusamakijyo