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767: 名無しさん@おーぷん 2018/11/18(日)19:59:25 ID:qsP
長文ごめん

昔、震災にあった時、実家は銭湯を経営してた。
銭湯って井戸水使用で動力も重油や薪だから、震災時は準避難所みたいなもんで、
遠くから被災者の人がきて毎日長蛇の列ができていた。



ある日、店の玄関で地元一番の名門高校の制服を来た女の子が泣き続けている。
どうやらバーバリーの傘を持ってきて、鍵付きの傘箱に入れなかったところ、
その傘が無くなってしまったらしい。
女の子は泣き止まず、そのお母さんは非を認めず「どうしてくれるんですか!」と
こっちは忙しいし、並んでるお客さんもいるので、また後日といなして帰ってもらう。

そこから毎日その親子から電話がかかってくる。
傘を弁償しろ、友達は隣町の銭湯では弁償してもらった!と言い張る。
ある日、傘の現物はなく、百貨店で新しくバーバリーの傘を買った領収書のみを持って母娘で来店した。
「私の父親は弁護士です!このような場合は弁償する義務があるんです!」と言うので
「どこの弁護士さん?」と聞くと無言。
「友達が隣町の銭湯で〜〜」とまた言うので
「電話して確認したけれどそんなことは一切ないとのことでした」
と言うと母親は「その友達を連れてくる!」と叫び、娘は泣き出す。
めんどくさいし、他のお客さんにも迷惑だし、腹は立つけど金を払って帰ってもらった。
本人に領収書を書かせたけど、結局何度言っても住所は書かなかった。
バーバリーの傘が嘘か本当か知らないが
震災で周りの家はほとんど潰れて、家のない被災者が列を作ってたのに
その前であんな非常識なことができるのか、と衝撃だった

今、私の娘が高校生になって、あのバーバリーの傘の女の子は今どうしてるんだろう、とふと思う
あんな親に育てられてあんな風になってしまったのはちょっとかわいそうかもしれない
と思わない時もないが、今でも思い出すとやっぱりムカつく!!

768: 名無しさん@おーぷん 2018/11/18(日)20:42:29 ID:fos

神経分からんスレでもいいのにここを選んだあなたの優しさを感じた。
何なんだろうね。そんな状況でよくも詐欺みたいな事ができたよね。
悪いけどそういう人は思いきり足元すくわれてると思うわ。

774: 名無しさん@おーぷん 2018/11/19(月)13:21:24 ID:2kd
>>768

知らないお客さんでも「ありがとう」と食べ物を差し入れてくれる人も多かったんだよ
特に覚えてるのは、多分家が倒壊したか燃えたかしてなくなって、
着の身着のままで出てきたおばあちゃんが
「何も渡せるものもないけど、これ使ってください」って
イヴ・サンローランのパウダーを渡してくれた
なんかいまだに使えずに大事にとってるよ…

私も接客業だから神経わからんクレーマーとはよく出会うけど
そんな状況下だったし、しかも子供っていうのもあって悲しさすらあったな

引用元: ・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その23




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