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376: 名無しさん@おーぷん 2019/03/15(金)03:33:29 ID:gul.6n.id
ちょっと昔の話を書くね。20年くらい昔の話。
当時私は小学生で、お母さんと弟と犬の3人+1匹暮らしだった。
お父さんはその時単身赴任中で、そんな暮らしの中母と弟と3人でお父さんの所に訪ねていくことになった。



でも前日にお父さん子だった弟が熱を出し、これは行けそうもないと母が中止を決定した所に父方の祖母が犬を預かりにきた。
事情を知った祖母は、あの子(父)は家族が来るからと時間を空けてるだろうし切符もある、弟は祖母が看るから私子ちゃん連れて行って来なさいと提案した。
しかし熱が出てぐずって母にしがみついてる弟を残していけないとなり、結局祖母と私とで行く事になった。

朝早くに祖母と電車に乗ってから「お父さんにお知らせするの忘れてましたね、(乗換駅)に着いたら電話しましょうね。お父さん、喜びますよ。」という祖母の声を聞いて、私はそのまま寝てしまった。
次に起きた時に聞いたのは「嘘をつかせつるもりなの」という祖母の声だった。
「中学生にでもなれば」「あの子はどうなりますか」とも。

377: 名無しさん@おーぷん 2019/03/15(金)03:34:15 ID:gul.6n.id
予測はつくと思うけど、父は浮気してた。
多分、家族が来るからと休みを取ったけどそれが弟の熱で取りやめになったから、愛人を家に呼んでたんだろうね。
そこに寝てしまった私をおぶった祖母が登場。(多分寝た子を抱えて電話は出来なかったんだと思う。)
その時はよくわからないままだったけど、その後暫くお母さんの元気が無くて、夜に電話で誰かと話している声が聞こえてた。

話は現代に戻って、先日その祖母が天寿を全うした。
病室のベットの上で祖母に謝られた。「辛い思いをさせてごめんね。」って。
あの時、私は1回起きたらしい。そこで父と一緒にいる女性を見て「こんにちわ」って言ったそうだ。
お前ににあんな事を見せちゃってごめんねって祖母は泣いてた。
謝る必要なんてなかったよ。
おばあちゃんがお父さんを叱ってくれたから、私の事を思ってくれたから、私は嘘をつく事も罪悪感や嫌悪感を抱くい事もなかった。
おばあちゃんが私と母を守ってくれたんだよ。感謝しかないよ。本当にありがとうございました。
おばあちゃんがいなくなって寂しいよ。寂しいけど、頑張るから。頑張りからそこで見ててね。

引用元: ・何を書いても構いませんので@生活板73





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