sweets_cupcake
388: 名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 04/02/16 19:42 ID:r9uCaeBZ
昨日の午後7時頃。買物の帰りに連れと二人で乗った電車。
座った座席の向いには窓を背にして50代くらいの男性が寝ていた。
浅く腰掛け、肩に首を埋めるようにして熟睡している。酔っているらしい。

何とはなしにその男性を眺めていると、
彼が背にした窓枠にアポロチョコレートが
二つ並べてちょこんと置いてあるのに気が付いた。
まるで彼の肩の上に乗っているようだ。連れに教える。

「おい、あれ」
「あ・・・肩にのってるみたいだね」
「あのチョコ、きっと工場から逃げてきたんだよ」
「箱詰めにされる前にコロコロッと?」
「駆け落ちだな。あのオジサンは工場で働いてる人でさ。泣いて頼んだんだよ」
「私たち、離ればなれになるのはイヤですっ」
「わかった。俺のポケットに入りなっ」

オジサンに後藤さんという名前を付け、勝手に話を作っていった。
無事に工場から脱出できたチョコ達を連れ、後藤さんは居酒屋に入る。
テーブルの向いにチョコ達を置いて二人の話を聞き、その思いが本物であることを知る。
この沿線の奥にあるというチョコの村でひっそりと二人で暮らしたい。

一途なその愛に感激した熱血漢である後藤さんは
チョコ達をそこへ連れていってやることにした。
二人の門出に祝杯をあげる後藤さん。



389: 名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 04/02/16 19:43 ID:r9uCaeBZ
俺達が小声でバカ話を続けているうちに停車駅に着いた。
電車の揺れで目を覚ます後藤さん(仮名)。
自分が何処にいるのか分からないらしく窓の外をキョロキョロと見回している。
自分の降りる駅ではないことを知り安心したようだ。

再び眠ろうとして、窓枠に乗っているチョコに気付いた。
一瞬、無表情になり考え込んでいる。
やがてニコッと微笑んで人さし指でチョコのてっぺんをつんつんっと突き、
「がんばれよっ」
確かに小声でそう言って、笑みを顔に残したまま再び眠りについた。

連れと二人で顔を見合わせた。

390: 名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 04/02/16 19:52 ID:wl88AFkx
ご、後藤さーん(仮名)!!
まさか本当にチョコの村へ…

392: 名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 04/02/16 20:56 ID:BLDmr4ZG
やばい、後藤さん萌え

引用元: ・あなたの心がなごむとき~第12章








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