fufu_roujin
923: 和み[sage] 2008/10/09(木) 20:26:23 ID:VXVBaKzh0
よく通る道に、歩行訓練をしているおじいさんがいる。
おばあさんが前を歩き、おじいさんは歩行補助機?に捕まって歩く。

おじいさんは、ゆっくりゆっくり歩く。
そして、すぐ先にある公園のベンチで休む。
休んだら折り返し歩く、というのが日課らしかった。

ある日、通りかかった女子高生が
「おじいちゃん、がんばって~」と言いながら通り過ぎた。



その時、私は

「あの子たちは励ましてるつもりなんだろうけど
あんな軽く言うのは、ちょっと軽率じゃないのかなあ。
相手のおじいさんにしたら、微妙だろうなあ。
男の人はプライド高いし。
女子高生にからかわれてると思わないかな」

と思った。

実際、おじいさんはうつむいたままだった。
おばあさんも、戸惑った顔をしていた。

数日後、また同じ道を通った。
すると、公園のベンチに女子高生と老夫婦の姿が。
みんなで、おしゃべりしてた。

たぶん前に見た子たちだと思う。
うがちすぎた自分の考えが、ちょっと恥ずかしかった。

926: なごみ[sage] 2008/10/10(金) 16:07:07 ID:MDcfFizz0
>>923

盲導犬の漫画で、
「見ない人は助けてもくれない」というセリフがあったけど
きっとその通りなんだと思う。

引用元: ・【同人】あなたの心がなごむとき~第47章




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