inu_maeashi
341: 名無しさん@おーぷん[sage] 20/05/24(日)04:21:55 ID:Eb.bl.L1
小学校低学年の時、母が「(ご近所の)Aさんが犬を飼いだしたんだって。見に行ったら?」
犬好きの私は、喜んで見に行った。
なお、これまでAさんとうちの間に、交流は一切ない。
いきなり知らない小学生に「犬を見せてください!」と押しかけられて、Aさんは驚いたことだろう。
でも親切に裏庭に連れて行ってくれて、柴犬(あるいは柴犬系の雑種)の親子を見せてくれた。
昨日の夜、縁側の下に入り込んでたのだけど、雨だったから追い出さず、そのままにしておいたそうだ
そして今朝になったら、もう「私たちはこの家の子です」という顔をしていたので、飼うことにしたそうだ。
母犬は「ハナ」と名付けられて飼われたが、子犬は里子に出された。




それから私はちょくちょくAさんちの裏庭に入り込んでは、ハナと遊ぶようになった。
ハナは大人しく優しいいい子だったが、一つ困った癖があった。
ハナの近くで口を開けると、すかさず飛びついてきて、口の中をなめまわすのだ。
気持ち悪いから嫌だった。でも、犬が舐めるのは愛情表現だって知ってたので、大人しくなめられていた。
ハナの側で口を開けなきゃいいことなんだが、アホな私はうっかり忘れて口を開けてしまっては、ハナになめられた。

小学校高学年になると、「人の家に裏庭に勝手に入り込むってどうなの」という知恵もついてくるし(Aさんは私がしばしば庭に入り込んでいることに気づいていたようだが)、行動範囲が広がって子供なりに忙しくなったこともあって、だんだんハナのところに行かなくなった。
中学生になるころには、寄り付きもしなくなった。

最近、オオカミの群れの近くで過ごす動物学者夫婦の動画を見た。
オオカミたちは夫婦に飛びついて、口の中をなめまわしてる。
これは仲間(家族)への、オオカミ流の挨拶なのだそうだ。

柴犬って、オオカミの性質が、強く残ってるんだってね。
ハナは私のことを、家族だと思ってくれてたんだ。
自分の子がいなくなったのとほぼ同時期に現れた異種族の子供(私)のことを、自分の子のように思ってくれたのかもしれない。
もっとハナに会いに行けばよかった。
きっと待っててくれたのに。
ごめんね、ハナ。

引用元: ・何を書いても構いませんので@生活板89








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1001: 以下、おすすめ記事をお送りします: 2020年05月28日 21:18 ID:okusamakijyo

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