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82: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/02/18(水) 22:56:00 ID:60tV4uHn0
此のスレで良いのか解らないですが・・・。

私は捨て子で、遠い遠い親戚の所でお世話になりました。
余り家庭環境は良くなく、傷つくととことん落ち込む性格になってしまいました。



高3の夏、受験を前にした大事な時期に、
友人だと思っていた人にとことん裏切られてしまいました。

彼女に話した事はありませんでしたが、捨て子だと言う事を知られ、学校中にバラされ、
苛め等無い穏やかな学校でしたが、話は彼女によってエスカレートさせられ、
やっても無い事(薬物依存、ウリ、シンナー等)まででっち上げられ、精神はやっつけられました。

そんな時、義理の父が自頃未遂をしました。
其の状況を助けたのは私でしたが、
精神がボロボロだった所で、其れが引き金だったんだと思います。


精神が錯乱した状態で、ホームに入ってくる快速列車に飛び込みました。
83: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/02/18(水) 22:57:39 ID:60tV4uHn0



否、飛び込んだ筈でした。

向かってくる電車が視界に入り、ホームから自分の体が浮く感触があり、
少し前まで私の隣に居た女性と思われる悲鳴が聞こえ、

あ、氏ぬんだな。
と思いました。
嫌がらせを受けて氏ぬなんて惨めだ、何をやってるんだろう。と思いました。
此処で氏ぬのは嫌だと思いました。


氏ぬ瞬間、時間がゆっくりになると言いますよね。

悲鳴の直後、時間がとても遅くなって、走馬灯ならぬ白い手が私の体をホームに引き戻しました。

細い腕でした。
青白い、というより、色白の人の手でした。
冷たく氏んだ手、というよりも、温かな手でした。
視界の隅にちらりと赤茶色の影が映りました。


次の瞬間、私の体は一度離れたはずのホームに戻っていました。
周りの人は顔面蒼白で、まだ悲鳴を上げている人もいました。
ようやく我に返り、平謝りに謝って逃げるようにホームから出ました。
84: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/02/18(水) 22:58:51 ID:60tV4uHn0
私がはっきりと霊現象だと気づいた霊現象はこれが初めてでした。


霊感なんて皆無だと思っていましたが、
大変霊感の強い友人(B)の母のおかげ?で、すっかり霊感が強くなってしまいました。

Bと一緒に写った写真を、Bの母が見て「此の子(私)をすぐ連れてきなさい。」
と言って、色々説明してくれました。

私に憑いた霊を祓ってくれ、オカルトのノウハウを教えてくれました。
細かくは割愛します。

私の血族は皆、九州系で色が黒く、髪は黒く硬めで、割と濃い顔です(Bの母に言われた後、自力で調べました。)
しかし、私は色が白く、赤い口紅をつけるとまるで口裂け女のような、色白です。
そして、生まれついての赤みがかった茶髪で柔らかい髪です。
私の昔の先祖に、唯一同じように肌が白く茶髪のご先祖様が居たそうです。

其のご先祖様も私の血族から嫌われていたようで、若いころに亡くなっています。
Bの母曰く「昔のご先祖様がお守りしてくださっている」とのことです。
ホームへ連れ戻してくれた白く細い腕、赤茶の影。
其のご先祖様が、連れ戻してくれたのだと信じています。
85: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/02/19(木) 00:12:37 ID:YmjiTpQm0
>>84
良かったのう。
今まで辛い思いした分、幸せになってね。
86: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/02/19(木) 19:48:08 ID:gupqHrvo0
>>84
捨て子って言うのは、何にも自分の情報がなくて、とても心細いよね。
でBさんの母によって自分のことが少しでも分かって良かった良かった。
きっとこれからも大丈夫だよ。がんばれ。
87: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/02/19(木) 19:52:25 ID:L62uM7/M0
>>85>>86
ありがとうございます(つω;`

Bの母には今でも色々教わっています。
自分でも軽いお祓いとか、出来るようになってきてます。
友人って良いものですね。

長文なのに、よんでくださってありがとうございました。
88: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/02/20(金) 13:07:53 ID:bUk7tMqb0
>>87
ちゃんとあなたを守ってくれている人も、あなたのことを大切にしてくれている人も居るんだね。
>>85さんや>>86さんが書いているように、きっとこれからは幸せになるよ。
一度氏んだつもりで戻って来れたのだから、その分、他の人よりも強く生きれるよ。

…って、書いている自分もうつ病→ODで氏に損なって戻ってきた人間だけど。
私も頑張ってもう一度生きていくよ。お互いに頑張ろうね。
89: 82[sage] 2009/02/20(金) 21:52:08 ID:y5B3gjjx0
生まれて戻ってきた、と言う事にはきっと何かしら意味があるんでしょうね。
>>88さんも意味があるしょうね。お互い頑張りましょう。

あれから、時折視界の隅に赤茶の影が見える事があります。
毎晩手を合わせて感謝するようにしています。
107: 82[] 2009/02/24(火) 02:05:14 ID:vZnUyz/N0
人が少ないのであげ投下。

電車の飛び込みで白い腕に助けられたのが、自分で気づいた初めての心霊体験でした。
でも、それからBの母や周りの色々な人の影響で、
幼少のころから色々な体験をしていることに気付きました。

その中で、変な体験を投下します。

自分が捨てられた(置き去りにされた)場所は思い切り田舎でした。
隣と隣の距離がとてつもなく離れていて、農家・・・という感じです。
家の裏に行くと山がありました。
よく家から閉め出されていたのと、家に居にくい雰囲気から、しょっちゅう山の中に入って遊びました。

山に行くと、時折子供がいました。
自分と同い年で「ぴっちゃん」と名乗りました。
今思うと変な名前ですが、子供・・・4歳位だったので何とも思いませんでした。

本当はその山は預けられた家の人の私有地で、入ってはいけない場所でした。
でも、子供の私には知りません。
イノシシやマムシが出る、ということで、預けられた家の人がマムシを獲りに行く以外は、
本当は誰も入らないような山でした。入ってはいけませんでした。
其れはある程度の年齢になってから知ったことです。
108: 82[sage] 2009/02/24(火) 02:06:20 ID:vZnUyz/N0
野山を駆け回る・・・というより、
のんびり二人で絵を描いたり、ケンケンパをしたりすることが多かったです。

山を少し登って、初めて木々が開けた不思議な場所がありました。
今思うと、「フェアリーサークル」と呼ぶものだと思います。
魔法陣のような、円系に草がなぎ倒され、真中にくぼみがあり、円の中に何か模様がありました。

初めてぴっちゃんがそこに案内してくれて、「ここは妖精が出るんだよ」と言いました。
疑いませんでした。

ある日の夕暮れ、見たんです。
サークルの真ん中のくぼみから、強烈な光が発せられて、ふーっと飛んで行きました。
二人で「妖精だね。」と言って喜びました。
其れからも、ぴっちゃんと居ると不思議なことが沢山起こりました。
「あの木には妖精が居るんだよ」と、時々ぴっちゃんが言います。
すると、挨拶をするように木のまわりに
蜜蜂大の光がふわふわと浮かんで、木の幹の中に隠れていきます。

不思議、というより、もう当たり前になっていました。


小学校にあがるとき、私は引っ越してしまいました。
親戚内でモメて、たらいまわしされた結果でした。
109: 82[sage] 2009/02/24(火) 02:07:15 ID:vZnUyz/N0
引っ越した小学校で初めてできた友達は、
「モモって言います、幼稚園ではモモピー、ぴっちゃんと呼ばれてました。」
と自己紹介をしてくれました。

あの時山で遊んでいたこの顔は思い出せません。
いい話なのか、不思議な話なのか、それは分かりません。
今でも「ぴっちゃん」とは仲が良いです。

二件目に回された家は田舎でしたがそれなりに道もありました。
其の小学生で仲良くなったぴっちゃんも同じことを言いました。

「この木にね、妖精が居るんだよ、見たんだよ。」

小学1年の頃のことです。
去年酔った時にこの話をすると「忘れた」と言って笑っていました。

友達も、親も、何も支えの無かった私の所に、妖精と一緒に一足先に遊びに来てくれたのかもしれません。
110: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/02/26(木) 13:21:53 ID:FGNWzJ35O
フットボールアワー後藤の彼女も「ぴっちゃん」
111: 本当にあった怖い名無し[sage] 2009/02/26(木) 13:38:44 ID:hFIVp/6+0
しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん

引用元: ・◇ 心霊ちょっといい話 ver.14 ◇




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